(2)服装

 着ている物や持ち物もその人の個性が出ます。バッグや小物、靴だけでもお洒落な人って、見抜かれますよね。決して高価なものを買いましょうということではないのです。何十万円もするブランド物をたくさん持っていても、垢抜けない方はいます。身だしなみの基本は清潔感です。

 平凡なシャツでもちゃんと洗濯をして、汚れやほつれ、しわがなければ好印象です。ワンポイントでメガネがお洒落なだけでもセンスの良さがわかります。

 入社試験の際、一般企業の面接では黒いリクルートスーツが多いのですが、女性アナウンサーの面接ではパステルカラーのスーツをよく見かけます。私もピンク、水色、薄いオレンジなど明るめの色のスーツをいくつも買いそろえたのを覚えています。

 これは暗い色のスーツを着た受験生が多いなかで、明るく華やかな印象を持ってもらうためと、カメラテストのときに顔の映りが明るくなる効果を期待してのことです。

 ただし、調子に乗って派手になりすぎないように注意しましょう。
 面接官のおじ様たちには、清楚なお嬢様風が好かれます。