(4)語尾で印象が決まる

 語尾の処理の仕方によって、印象が変わります。
 たとえば、すべての語尾を伸ばしながら話していると、だらしない感じに聞こえたり、学生のように聞こえてします。逆に、語尾がスタッカートのようにプツプツ切れていると、冷たい印象の話し方になります。

 アナウンサーはどのようにしているのかというと、語尾はボリュームを下げて微かに聞こえる程度に落としています。

 これは実際に聞いてみないとピンと来ないかもしれませんが、たとえば「〜しました。」という文章の最後の「た」の音を強く発音すると、なんとなく間抜けに聞こえてしまいます。「た」を静かに優しく発音することにより、落ち着いた雰囲気に聞こえますので、試してみてください。